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2009年04月 アーカイブ

『Are you ready for 中国游客?』

2009年3月、中国国家統計局が発表した「2008年中国国民経済と社会発展統計公報」によると、2008年中国の出国者数は4,584万人に上り、このうち海外旅行などの私的な理由による出国者数は、4,013万人となります。出国目的別から見ると、私的な理由での出国数は全体の87.5%を占めていました。中国は既にアジア最大の海外旅行供給国になりました。

また、昨年旅行客数が上位に占めている旅行先としては「香港」、「マカオ」、「日本」、「韓国」、「ベトナム」、「米国」、「ロシア」、「シンガポール」、「タイ」、「マレーシア」という順番となります。「香港」と「マカオ」はビザの制限が殆どないため、行きやすい旅行先となっています。「日本」が中国海外旅行先定番の「タイ」と「韓国」につづき3位につけています。

では、何故多くの中国人が日本を選ぶのでしょう。もちろん地理的な要素も考えられますが、中国旅行者が日本での行動パターンから見ると、観光しながら質の良いものをまとめて購入できるという理由で日本を選んだ方が多いと考えられます。

日本での旅行中に買い求めた商品の種類から見ると、デジタル商品やブランド品以外にアジア人の肌質に合う日本化粧品、スキンケア商品は定番の購入商品となっています。また、昨年9月に発覚した中国毒粉ミルク事件の影響で、海外で粉ミルクを買い求める現象が起こり、中国旅行団が訪れた場所で粉ミルクが売り切れてなくなるという話が一時期に話題にもなりました。さらに、健康意識を高めてきた中国人にとって海外でサプリメントの購入も人気となります。

また、日本への旅行者数の増加によって、日本特有の商品や業界を中国語で呼びやすいように様々な中国語単語が新しく生まれてきました。例えば「マツモトキヨシ」のようなドラッグストアですが、元々ドラックストアと同じ意味を持つ中国語が存在せず、現在「ドラックストア」のことは中国旅行者の間で「药妆店」という新しい名前で呼ばれています。
「日本药妆店」(日本ドラックストア)というキーワードは中国の検索大手Baiduでは大よそ月間3,000検索数があり、Google中国では大よそ平均月間2,800検索数があります(2009/04/07に調査)。検索数だけで見ても、日本のドラックストアに興味を抱いた中国旅行者、あるいは旅行からの帰国者が多く存在しています。日本旅行を来る前に購入予定がある商品について事前にインターネットで調査したり、BBSで質問を投げたりしているユーザーも多く見られます。

こういった状況の中に日本政府が中国からの旅行客増を見込んで、中国人へ旅行ビザ発行条件を緩和し、特に今年の7月から中国富裕層の個人旅行を解禁する方針を示しました。訪日の中国旅行者がますます増えてくることは間違いありません。日本の企業様、中国旅行者を迎える準備はできていますか。

※参考URL:http://www.stats.gov.cn/


(執筆:CBMグループK.R)
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中国出身、日本の大学ではグローバル事業経営を専攻した。来日7年。
現在は、アカウントエグゼクティブとして、日本企業の海外における
ウェブプロモーション活動への提案を中心に行う。
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